またもやノロウィルス

2011年1月25日 火曜日

取引先より、
「ノロウイルスの効果があるとアルコールを売り込みに来よるメーカーがあるで~」
との情報を頂き、対応しました。
長いつぶやきのコーナーで、
とりあえずアルコールの話でごあいさつがてら、そろそろ食品検査についてや、検査機関の在り方について話を移していこうと思っていたのですが、あまりにも問い合わせがあるのでこれを最後にノロについてお話します。
こういう商売をしていますので、当然大手の洗剤メーカーとも取引があります。
そのメーカーさんも、数年前までアルコール製剤で、ノロウイルスに有効であるかのような商標をつけられて販売をされていましたが、厚生労働省よりの指導で、消費者がノロウイルスで有効であるかのごとく錯覚をするとの理由で商品の製造中止をしました。
トピックスでも書いての通り、楽天市場で一般消費者向けのアルコールの販売を始めましたが、驚いたことにその編の規制が全くグレーのままだったんです。
弊社も一応地元の所轄官庁にも問い合わせをしたこともあります。

逆に弊社の取引先であるメルシャンさんの様に、アルコールに添加する薬剤がノロに対しての有効との事例を特許を出されているという事も、確か事実として伝え聞いたこともありますので、一概に決めてかかれない難しさもあります。
結果的に、ノロの場合、患者が重篤になることが多いことを鑑みれば、やはり安直な回答はできないとの立場です。
というか、やはり厚生労働省の指導に従うべきだと思います。
やはり厚生労働省のホームページによれば、次亜塩素酸ナトリウムを使いなさいとはっきり書かれています。
これをもってアルコールの有効性の話は一休み。

次回からは、検査受託の問題点を事例を挙げて書いていきたいと思います。