第4回食品衛生危機管理セミナー 報告

2014年7月29日 火曜日
去る平成26年7月5日に愛媛県食品衛生協会様、㈱ニューパック住友様及び弊社の共同主催で、第4回衛生危機管理セミナーを無事開催する事が出来ました。
今回のセミナーでは『栄養成分表示の義務化について』をメインテーマとし、㈱LSIメディエンス、西村様より「五大栄養成分の表記」についてご講演いただきましたが、栄養成分表示の義務化ということ自体ご存知のない方も多くおられたようで、講演後のアンケートでも「もっと栄養成分表示についての具体的な話を聞きたかった」とのご意見もいくつか寄せられておりました。しかし、この栄養成分表示の義務化という食品表示法は平成27年6月までに施行される見込みのため、まだ確定していない部分も多くあります。これは次回のセミナーでより詳しくお話しいただけたらと思っております。
また、愛媛県保健福祉部薬務衛生課様には、「最近の食品行政の話題」についてご講演いただきました。アンケートでは「身近にある食中毒の危険性や、調理場・工場内の衛生管理について知りたい」との声が寄せられました。多くの方が具体例を参考に自社の管理基準を見直したり、確認したりしたいのではないかと感じました。
培地メーカーの栄研化学㈱柿沼様には「食品微生物検査における精度管理」についてお話しいただきました。検査方法による誤差や、検査員の個人差よる測定値のバラつきなど、食品微生物検査には絶対これが正しいという数値がない中で、いかに精度を上げるか大変興味深いお話でした。
弊社の高市からは「アルコールの食品現場における除菌洗浄の効力」についてお話しさせていただきました。アンケート結果では、多くの方にアルコールにご興味を持っていただいたようでした。
どのテーマも質疑応答の時間も盛り上がり、全体を通じて大変有益な時間を過ごしていただけたと思っております。
アンケートでは多くのご意見ご感想を頂きありがとうございました。この結果をもとに次回セミナーでは更なるレベルアップを目指して、日々邁進してまいります。